パーソナルトレーナのためのミニセミナー 姿勢評価編

ミニセミナー 姿勢評価編

 

またまた大好評のミニセミナーを開催しました。

参加者はスポーツ専門学校の生徒や
現役のセラピスト

「もっとお客様によりそって
流れ作業でなくちゃんとした実績をだしたい」

と、いう理由で受講されました!

 

このミニセミナーではいつもいっていますが
気軽に参加でき金銭的、時間的負担にならないこと

そしてなにより
参加者がしっかり手ごたえを感じてもらう
ことが大切だと思っています。

少人数でのミニセミナーだからこそ
受ける側と教える側でフィードバックをし合い
明日からの業務でつかえる内容となっております!

 

 

今回は基本的な姿勢評価に動きを加えて
評価の制度を高めました!

また、教えた内容で数十秒のストレッチで体が変化する様は
受講者の自信につながったと思います!

 

 

勉強会は習った後からが本番です!
どんだけお金や時間をかけても
現場でつかえなかったら意味がありません。

答えは現場に…
そして我々のサービスを受けてくださるお客様の反応にこそあります。

 

 

 

パーソナルトレーナーのためにミニセミナー大反響でした!

ミニセミナー

 

前回のブログでも書いた通り
勉強をしたい若手トレーナーの現実は少々大変で

トレーナーの方たちがカフェに行くぐら
気軽に勉強できる場所を提供した
という気持ちでミニセミナーを始めました。

 

休憩時間と終了後質疑応答をみていただけれたら
いい雰囲気で勉強できているのが
わかっていただけるかとおもいます!

 

 

 

広島開催のパーソナルトレーナーのためのストレッチイベント大好評でした!

ストレッチイベント大好評でした!

先日、HUBが主催した

ストレッチ講習会イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。

 

今回は日本ストレッチング協会様を招いて
ストレッチの基本と効果。
そして最新のデータなどを
発表していただきすでにトレーナーとして活躍している
方も目からうろこの一日でした。

開催してみると
意外にも学生やフィットネス業界で働いていない方が半数を占めていました。

広島はライブやイベントでも福岡、大阪にはさまれて
意外とセミナーや講習会が行われていないのが現状です。

参加するには交通費や宿泊費など経済的な負担もあり
トレーナーの卵や若いトレーナーなどには
なかなか現状では高額の講習会はハードルが高い…など
参考になるご意見をいただきました。

トレーナー養成校ハブ(HUB)では
こういった現状を打開すべく
協会と地方の若手のための懸け橋になれるように
活動したい!

そう思える1日になりました。

 

パーソナルトレーナーが知っている「呼吸と運動」

呼吸と運動

 

「呼吸は止めずに、力を入れるときにはいて―」

筋トレするときに聞く定番ワードだと思いませんか?
これは一般的に呼吸を止めると血圧が上がり循環器に負担がかかるのを
避けるために言いますが
これはあっているでしょうか?また血圧のためだけでしょうか?

 

まず呼吸は腹腔の内圧を高め体幹を固め強靭にします。
通常のトレーニングであれば「息を吐いて―」と運動しても問題ないですが
運動強度の高いものであると息を吐くと体幹の強度が下がってしまいます。

その時の運動がスクワットやデッドリフトなど立位のものだと
ウエイトに負けて腰を痛めてしまう可能性があります。
ハードトレーニーでなければ息は止めずに行うほうがいいと思いますが
どんな時でもその対応一本でいくと他のリスクに気づかないかもしれません。
もちろん血圧上昇には気を付けてください。

 

また運動機能的にも呼吸機能に着目することはとてもいいです!

呼吸の要、横隔膜は実は解剖学的にこの辺に位置します。
     

 

股関節につながる腸腰筋と非常に近い位置に存在します
ということは横隔膜の運動は腸腰筋に影響を及ぼします。

逆に言うと横隔膜が適切に活動していないと
腸腰筋はテンション(筋の張り)を失い十分筋力を発揮できません。

 

ヨガは常に呼吸を意識して行います。
私はいつもあんな難しいそうなポーズが安定してできてすごいなぁ…と思います。
それを可能にしているのはこの呼吸、呼吸筋の偉大さかもしれません。

 

 

※いろんな人の肋骨弓を日頃からみるようにしてみてください!

肋骨の角度に左右差がある方はなにかしら
腰痛などの痛みをもっているか
パフォーマンスが出し切れていません!

私のクライアントでモデルの方は
ショーの前の日に腰を痛めてしまい私に頼られていらっしゃいました。
最終的にこの肋骨弓を正してあげると
ほぼ痛みゼロ!次の日はいろんな洋服を着てランウェイを歩かれました!

 

この肋骨へのアプローチはまた今度!

パーソナルトレーナーが必要な訳「見よう見まねは要注意(デッドリフト)」

見よう見まね(デッドリフト)

 

最近はフィットネスクラブの現場でも
ユーチューブや動画サイトを参考にしながらトレーニングするのを
よく見ます。

トレーニングの前に情報収集をすることはとてもいいことで
これからのIT最盛期時代では
むしろ一般的なフィットネスではこれがベースになっていくかと
思います。

ただ動画を参考にする場合は
プロのパーソナルトレーナーか医学的根拠のある方のものを
参考にすることをおすすめします。

 

今回講習で行った

トレーニング実技講習

のデッドリフトの回です。

 

世間一般に言われる
「デッドリフトのフィニッシュで
腰を反って(体幹伸展)肩甲骨を寄せる(内転)」

これは
(お尻の筋と背中の筋を連動させ筋活動を最大にするため)腰を反って肩甲骨を寄せる
(反った際、脊柱に過度の負担がかからないように腹圧は高めたまま)腰を反る

 

()の意味を理解して初めて効果と安全性が増すものです。

見よう見まねではなくしっかりと

その動作をやる理由!

を伝えている動画や指導者を選びましょう!

 

 

※このほうが効く!とか
痛めるから。。とかそういう一言で済ましてなく

〇〇のため〇〇となって効く
と論理だてて説明しているのが理想的です。

 

 

 

パーソナルトレーナーの指導に役立つサイドベンド 腹斜筋のトレーニング

サイドベンド

サイドベンドは腹斜筋を鍛えるトレーニングです。

最近のボディビルやコンテスト出場者などの
ハードトレーニーやいわゆるマッチョでは意外と
このトレーニングを行わないらしいです。

それはなぜか?

ボディビルや体の造形美を競うコンテストでは
逆三角形が高評価を得ると言われています。

逆三角形は肩はば対ウエストの細さの比率となります。
その時にウエストの筋トレをすると太さが増し
高評価を得にくいことがら鍛える人が減ってきているようです。

ただこのサイドベンドが悪ではなく
私はこのように伝えています。

・ウエストを細くするなら低負荷でほどほどに
・欧米人の方にウエストががっしりして寸胴だがたくましいならしっかり負荷をかけて鍛える

ちなみに私は後者のほうが好きなのでしっかり鍛えています。
ようはその人の趣味です。

また体は部分的に機能する場合もあれば
全体的な調和をもって機能している場合も多々あります。

サイドベンド(腹斜筋)を鍛えないからこそ
他のトレーニングに悪影響を及ぼしている可能性もあると
いうことを示唆しないといけません。

 

巷では
・筋肉をつけると動きが鈍くなる
・スクワットで脚が太くなる
・腹筋でパフォーマンスが下がる

など刺激的で興味をそそる情報が多々あります。

いつも講義でいっていることですが
やるかやらないか?という極論ではなく
“必要な時に”“必要な量を”“必要なタイミング”で
トレーニングすることが大切なのです。

またプロのトレーナーをそれらを見計らって
指導するほど質が高いと言えるでしょう。

 

話はそれましたが

サイドベンドの際は前後に倒れないように行います。

 

トリックモーション(代償動作)がでると
関節可動域が大きくなって効果が高いように思うかもしれませんが
動かす関節、動かさない関節を自分でコントロールしましょう

 

 

パーソナルトレーナーは見ている弱さを隠すな体幹トレーニング プランク

体幹トレーニング プランク

体幹のトレーニングといえばこのプランクを思い浮かべるか方は多いのではないでしょうか?

プランク(planck)は厚い板という意味があり
まさに体の体幹部分を板のように強くするトレーニングです。

 

ただこの姿勢をとればいいわけではなく
ちゃんとインナーマッスルを働かせる必要があります。

 

上の写真はアウターマッスル優位となり背中が丸まっています。
下の写真はインナーマッスルが使えており正常な脊柱のカーブを描いております。

一般に言う“まっすぐな背骨”は実は正常ではなく
背骨(脊柱)は自然なカーブを描いているのが自然となります。

 

プランク時、手をつく位置が肩の真下ではなく前に伸ばして踏ん張っている
つま先がくるぶしの真下でなく遠くでふんばっているなど

こういった腕や足のしぐさも
体幹部のインナーマッスルの弱さを隠すための
チーティング・代償動作の現れです。

 

 

 

指導に役立つパーソナルトレーナーの目線トレーニングの軌道に注意!

トレーニングの軌道に注意!

トレーニングフォームを習得する際まずは
“動作開始(スタンバイ)”“動作修了(フィニッシュ)”を特に気を付けて
指導しますが、これを習得してもまだ安心はできません。

なぜかというと最低限スタンバイ―フィニッシュができていても
トレーニング中は動作中(ムービングMove+ing)があります。
そのムービング中に正しい軌道を外れてしまうと運動効果は大きく変わります。

 

基本的に負荷を与え軌道を描くのがダンベルになります。
上記のように支点となる関節(今回の場合、肘)よりもダンベルが
身体の内側になると効果が減少します。
学生時代にならった支点-力点―作用点です。

想像してもらうとわかりますが
鞄でもペットボトルでも手を伸ばして持つので
肘を曲げて持つのでは同じ重さでの感じ方が違うと思います。

 

この写真のように支点力点作用点を意識し
関節をコントロールすることでトレーニングの持っている
本来の効果を最大限発揮します。

 

トレーニングは人一倍しているのに
効果が出にくい方は実は楽な上げ方…をしているのかもしれませんね!

パーソナルトレーナーが勧めるキングオブトレーニング スクワット

キングオブトレーニング

ビックスリーのひとつ
そしてキングオブトレーニングといわれる

スクワット

その由来は諸説ありますが
スクワットは単純にもっとも全身の筋肉を使用するトレーニングだということです。

脚のトレーニングの代名詞となっていますが
・脚(大腿四頭筋、ハムストリングス・しゃがみこみ、ジャンプ動作)
・お尻(殿筋・バランスや起き上がり動作、ジャンプ動作)
・体幹(脊柱起立筋、インナーユニット・姿勢保持)

足の先から肩くらいまでの範囲の筋肉を総動員します。
というのもスクワットと言えば皆さんはバーベルを担いだ

バックスクワット
をイメージするのではないでしょうか?

  

このバックスクワットはある程度フィットネスクラブに通って
真面目にトレーニングしている方なら
体重の80~100%くらいは持ち上げれると思います。

体重くらいだというと女性で50kg男性で70kgです!

スーパーのお米が10数キロ
米袋一つで30kg…

50kgを担ぐには脚だけの筋肉では心もとなく
担いだ時にカラダが重さに負けて折り曲がらない
《強い体幹》
が必須条件となっていきます。

いきなり重さからせず自分にあった重さで行いましょうというのは
例え脚が強くても体幹に無理がきてる場合もあるしその逆もしかりです。

まず自体重(自重)から初めて見ましょう
意外と次の日腰や背中に張りがあるかもしれません。
そういった場合はトレーニング中、脚は余裕があるかもしれませんが
腰や背中などの体幹にはちょうどいいトレーニングになっています。

私がスクール生によく言うのは“いいカラダは調和が取れている”
といいますが鍛えている部分を見つつこのように全体を見れるトレーナーに
なってほしいからです。

 

 

  

 

 

パーソナルトレーナーなら理解しているチーティングとストリクト

チーティングとストリクト

 

この言葉を聞いたことはあるでしょうか?
トレーニングを指導、または習うというとまず一番に

良いフォーム

と、いうのが頭に浮かぶのではないでしょうか?

良いフォームという定義が難しいですが…
世のフィットネストレーニーのYouTubeやパーソナルトレーナーのブログなどを見ると
良いフォームはストリクトのことを指すことが多いようです。
私もそう思いますが、必ずしもチーティング=失敗、ダメではないことを
今回お伝えしようかと思います。

チーティングとは「反則」「ごまかし」という意味で
トレーニングに置き換えると
・フォームが崩れかかっている。または崩れている
・目的の筋肉以外を使ってトレーニングを行っている
ことを指します。

ストリクトとは「厳格」「厳密」という意味で
トレーニングに置き換えると
・目的の筋肉をきっちり鍛えられている
・フォームが崩れていない
ことを指します。

 

基本的に初級者・初心者はストリクトをきっちり守って行うことを推奨しますが
中級・上級になっていくにつれてその境界線はあいまいになります。
なっていくべきです。

なぜかというとこういう言い方もできます

チーティングになってしまうほど自分の限界の重さ(回数)までチェレンジや追い込んでいる

ストリクトが守れてしまうほど実はトレーニングに余裕がある

ということだからです。

 

   

 

上記の写真はベントオーバーローイングをしている例です。
左:パワーポジションの形から動作を開始すると
右:状態まで起き上がりながら腕を引いている

この方が行っている重さはバーベルの15kgですので
男性だと決して重すぎることはありません。
これではいいチーティングとは言えません。

 

プロのパーソナルトレーナーになればなるほど
ストリクトにすべきだ!と決めつけるわけではなく
今行っているトレーニングレベルを加味して
効果を取ってチーティング気味で行わせるか
安全をとってストリクトでリスクを下げるが
その判断こそがいいトレーナーの差になっていきます。

知識だけがいいトレーナーではありません。