インナーマッスルとアウターマッスル
よくフィットネス業界では筋肉の事を車で例えます。
インナーマッスルをネジやボルトなどの部品(小さいパーツ)
アウターマッスルをエンジン(大きいパーツ)に例えます。
以下にそれぞれの筋肉の傾向をまとめます
傾向1 インナーは小さい短い筋肉
アウターは大きい長い筋肉
傾向2 インナーは深部に存在することが多い
アウターは表層に存在することが多い
傾向3 インナーよりアウターの方が肉離れなどの障害を受けやすい
傾向4 インナーよりアウターの方が大きな力を発揮しやすい
では考えてみましょう。
なぜこのような傾向があると思いますか?
役割としてインナーマッスルは関節の適合をよくし運動を【円滑に、効率的に】行えるようにしてくれています。
アウターマッスルは運動を行うための【動力】を発揮してくれています。
車の例えに戻りましょう。
アウターマッスルが強いというのはエンジンの大きいスポーツカー
インナーマッスルが強いというのは燃費効率のいいハイブリットカー
どんなにハイブリットカーでスピードを出そうと思っていてもエンジンが小さいため無理です。
逆に、ちゃんと整備していないスポーツカーは燃費が悪いどころか
アクセルを踏むと大破してしまう可能性すらあります。
上記は人間のカラダでもいえることです。
しかし本来筋肉を分けることは不自然で、活動をしているとインナーもアウターも意識することなく自然に最適な状態で使われています。
アウターマッスル主義の方は「ウエイトトレーニングをしっかりやっていればインナーも同時に鍛えられる」とおっしゃるのを耳にします。
それはもちろん正解であり理想的でありますが、そもそも現代社会は
不自然なカラダの使い方を要求する社会でありますので
どんなにいいフォームでトレーニングをしたとしても
体の歪みはすでに存在しているので現実はウエイトトレーニングだけで
効果を最大限にしようと思うと心もとないです。
(今こうやってパソコンをうっている私も筋肉を酷使しています。)
インナーマッスルとアウターマッスルをバランスよく鍛え
コスパのいい活動(小さい労力で大きな成果を得る)ができるようになることで
ボディメイク、ダイエット、障害予防につながります。