トレーナー失格のパーソナルストレッチ 体勢

パーソナルストレッチ 体勢

当校では知識、技術をただ習っておしまい
とならないようにある種のフロー(施術の流れ)やマニュアルを用意しております。

これは最低限のサービスレベルを確保するために用意しておりますが
実際の現場ではマニュアル通りにいかないことも多々あります。

例えば体勢(体位)の問題があります。

お客様の基礎疾患やなにかの要因により
仰臥位(仰向け)
側臥位(横向き)
伏臥位(うつ伏せ)

など、トレーナーの支持する体位が取れないお客様もいます。
例:脊柱管狭窄症でうつ伏せだと腰が痛くなってしまう
例:腱板損傷で患側の方を下にして側臥位ができない

そういった際はマニュアル以外の対応を求められます。
トレーナー養成校HUBではマニュアル以外のバリエーションも指導しますので
できるかぎりイレギュラーに対応できるように指導いたします。

写真は大胸筋のストレッチです。
※大胸筋のストレッチがある程度頭にある方もいらっしゃるかと
思いますが、通常座位(あぐらをかいて)で行うトレーナー、セラピストが
多いです。

 

しかしどんなに気を付けても予想外のことは起こります。
それは勉強不足でも駄目なことでもなく
「なにかがおこるかも」
と想像しリスクに対して身構えておくことは
つまるところ医療事故予防の概念(別名ヒヤリハット)からも望ましいことです。

トレーナーだから…
先生だから…
お客様の前では威厳を保たないと

なんて思ってしまいわかりもしないことをわからないまま
推し進めていく方が指導者失格であります。

わからないことはお客様にわからないと言う
わからない箇所は無理にさわらない

断る勇気も必要です。

その代わり次回までにしっかり
学習&実践(study&practice)
あるのみです。

ちゃんとstudy&practiceした成果を
断ったお客様に報告する
それこそ本当の顧客満足ではないでしょうか
(話はそれましたが…)